アバター教材の背景にある先見性のある考えは、ハリー・パルマーのこころの中で４０年間にわたって培われてきました。私たちの多くがそうであるように、ハリーもまた創造がたどるパターンのように見えるものを、時折垣間見ることがありましたが、彼の場合、垣間見るだけでは満足できませんでした。１９７６年に彼は終身在職権をもっていた教職を辞して、意識がどう機能するかについて集中的に研究・調査を始めましたが、それは結果的に、１０年間にも及びました。
彼は博学多才ですが、気取りのない人で、魔法めいたところもありません。深い落ち着きをたたえた、温かくて機敏なユーモアのセンスの持ち主です。教祖っぽく見えたり、振舞ったりすることもありませんし、ニューエイジ系の企業家でもありませんが、その気になれば、どちらの役割も簡単にこなせるでしょう。たいていはＴシャツにスニーカー姿で、ワクワクすることの中にいますが、彼が騒ぎの中心になっているわけでは必ずしもありません。またカリスマ的なドラマを演ずるよりも、鋭く簡潔であることの方を好みます。
ハリーが１９８７年にアバター教材を世に紹介して以来、彼の組織はアバターマスターたちの国際的なネットワークへと急成長を遂げ、現在アバターコースは７２カ国で開催されており、１０万人以上の人が修了しています。彼の著作は１９８８年にモスクワ心理学研究所で発表されたロシア語版を含む２３カ国後に翻訳されています。
今日、ハリー・パルマーのテクニックを公平な眼で学ぶ人で、彼の著作が世界の集合意識に深い影響を与えていることを疑う人はほとんどいません。
この地球上でなされるべき本当の仕事とは何でしょうか？
「それは私たちがもっと気づきを高め、自分たち本来の性質が非暴力的であることを忘れないようにし、そしてこの地球上に慈しみの気持ちと協力を増やしていくということです。
矢を放ってから、それを空中で止め、その矢の先を目でたどったとしたら、それが何処へ飛んでいこうとしていたかがわかります。人生をその途中で止めて、先を目でたどったとしたら、それが覚醒した星の文明へと向かっていたことがわかるでしょう。
分別の無さへの抵抗力を高め、知恵を大事にする、という意識を自分たちの中に目覚めさせる機会を私たちが手にしていることは、将来の子供たちにとっての希望なのです。
アバターとなる一人一人が集合意識をより寛容で、より大きな理解の方向へとシフトさせます。自分自身をアバターで助けることが、他の人も同時に助けることになるのです。アバターでは、皆が勝利をおさめます。
さらに情報を得たい方は、ハリーのパースペクティブ８「アバター到来」をご覧ください。
